Array株式会社レイティー 中島兄弟
2011年12月13日 EXIT METAL WORK SUPPLY 清水薫
中島兄 昭和35年に おじいちゃんがココ横浜の保土ヶ谷で
中島製作所という板金屋を開業しました
それから父が継いで会社法人にして
去年 僕たちが継いで社名を株式会社レイティーにしました
清水 板金屋の三代目ですね
兄 ボクは99年に東京経済大学を出たんですけど
板金屋生まれの板金屋育ちなので
どこかに就職してサラリーマンになるのではなく
家業というか中島製作所に入って何とか盛り上げて行こうと思ってましたね
それまで中島製作所は板金の下請け工場だったんですけど
ボクはオリジナルのプロダクトを作っていきたかったので
入社してからは板曲げて塗装して壁掛け時計とか作って
外に飛び込みで売りに歩いてました
清水 その作った時計を持って ドコに行ったの?
兄 東急ハンズさんとか、LOFTさんとか、、、
清水 おぉ 飛び込んだねー
兄 他は有名な家具屋さんとか まわりました
清水 売れた?
兄 東急ハンズさんで バカ売れしました!
TVドラマとか見てたら その部屋の壁にウチが作った時計が使われてたりして
清水 よかったね 嬉しかったね
兄 もう そういうのも含めて嬉しくて嬉しくて、、、
で、味しめちゃって(笑)
そういうオリジナルプロダクトをもっともっと作っていきたかったんですけど
そしたら親父と衝突してしまって、、、で、中島製作所を出てしまいました
清水 それから どうしたの?
兄 ココを出て一人でやって一人で食っていくって何って考えて、、、
グラフィックデザインの勉強もしたかったし、やっぱコンピューターかな
って思って、デジタルハリウッドに行きました
そこで グラフィックやってプログラム組んで ウェブ製作の仕事を
フリーでやり始めました フリーっていっても ひとつの仕事をするのに
何人かのチームでやるんですけど 病んでいく人がバタバタ出たんですよ
ボクが関わった案件がヤバかったんですかね(笑)
清水 ヤバいねー(笑)
兄 しばらくはそんな仕事を続けてたんですけど
あまりにも人間的な仕事じゃないし
そんな仕事をいつまで続けようかと悩んだりしてたし
また自分が考えたモノがちゃんとカタチになって残る仕事が
したいなぁって思ってる時に
親父も歳になり 引退するって話になって、、、
ボクはやりたい事をやるがそれでもいいのかって言ったら
それでいいって言ってくれたので
中島製作所に戻り 兄弟で継ぎました
そしてまた家具やインテリアなどのオリジナルプロダクトを
作っていくことになりました
弟 ボクもココで生まれたので 昔から金属のパーツや機械とかが好きで
小さい時は親父には危ないとか邪魔だからあっち行ってろとか言われてたんですけど
高校の時から 家の工場でバイトしてました
あとはバンド活動っていうか 音楽ですね
清水 どんな音楽?
弟 ヘビーメタルです
清水 でたー (笑)
弟 小学生の頃からメタリカ 聴いてました
一応 日大の工学部の建築だったんですけど
やっぱ音楽活動っていうか ロック三昧でしたね
卒業してアメリカのサンディエゴに何年かいたんですけど
やっぱりそこでもロックバカでした
コミュニティーカレッジでロックの歴史とか
コンピューター音楽とか勉強してました
昔からアメリカが大好きで 現地でアメリカと一体になろうとしたんですけど
アメリカ人ってバカっていうか クレイジー過ぎるので(笑)
ダメだこりゃ と思って帰ってきました
清水 (大笑)
弟 で、帰ってきて家の仕事に戻ったら 兄は自分で時計とか作ってて、
親父とケンカして いなくなっちゃうし、他の従業員もヤメちゃうしで
ボクが工場で作りまくるようになりました
それから親父と下請け仕事をしつつ まぁ 兄がいなくなった後も
時計は売れてたので作りつつけたんですけど
当時、RoHS (ローズ) 指令っていうのが出始めて
環境に良くない塗料とか使っちゃダメみたいなので
そうすると色も変わっちゃうし コストも合わないので
時計のプロジェクトはヤメました
けど、こないだ兄が戻ってきたので また オリジナルプロダクトを
作っていこうみたいな
兄 ボクには作りたいモノがあって、、、
あったら作らないと気が済まないんですよ
製造業の転換期じゃないですか、今
オリジナルプロダクトを作ったからってすぐに上手くいくわけじゃないし
3年くらいかかるのも分かってますよ
だから「今、こんなん作ってちゃダメだっ!」って
フツフツと思っちゃうんですよ
横浜市保土ヶ谷区仏向町240-0044
tel 045-331-0517
fax 045-331-1541
来年から(株)レイティーの中島兄弟には現代手工業乃党に参加していただく
ことになりました
日本の製造業は転換期の最中ですね
ボクはモノ作りには技術の他にもデザインやサービス(販売力)も必要だと思います
横浜の板金屋の三代目は 鉄板を使ってどこまでカッコいいモノを作り
それをどのようにして世の中に広めてゆくのか
その挑戦を現代手工業乃党を通じて応援していきたいと思っています


清水さん、先日はありがとうございました。
板でどこまでいけるか、追求してみようと思います。
今後とも何卒宜しくお願いします。
皆さま、来年よりお世話になります。
日々精進していきますので、ご指導のほど、
何卒宜しくお願いいたします。
RETYさんこちらこそ宜しくお願いします〜
わ〜い、とにかくうれしいですね!
中島兄弟いいね!
久保田さん、よろしくお願いします!
清水さんのコラムを読んだ知人から
“中島兄弟って、双子!?” ってレンラクあったようです。
3つも離れてるんですが。。w
本当によく似ていますね~
小川さん、よろしくお願いします!
似てます??
似てなくて有名な兄弟だったのですが。(笑)
私も双子かと思いました。。。
お二人ともすごく前に進むチカラを持っていらっしゃるのですね!
頼もしいです!
よろしくお願いしますー◎
佐藤さん、よろしくお願いします!
似てますかー。
性格は。。似ていないかもしれません!?(笑)