098remark 相澤 英之さん
2013年6月6日 EXIT METAL WORK SUPPLY 清水薫
今回は木工家具や壁材、フローリングのメーカーで
「木材に味のある加工」をする リマークの相澤さんにお話を伺ってきました
相澤さん
リマークは大和商會っていう木工の工作機械や工具を販売している会社からのスタートなんです
お客さんは工務店や建具屋さん、家具屋さん、木工機械を使っているプラスチック屋さんが主ですね
景気の良い時代は職人さん みんな工作機械は新品を買ってたんですけど
だんだん景気が悪くなってきて、あと若い職人さんが独立したりする時とか
中古の機械の需要もありまして
で、この場所は中古の機械の置き場だったんですよ
今は こんな風に なってますけど
清水
いつ 仕事を継いだの?
相澤さん
大学出てから雑貨屋さんで働いてて、その後 不動産の営業やって、、、
26才の時に 実家に呼ばれて帰ってきました
まぁ 小さい時から 夏休みとか家の仕事は手伝っていたので
機械の納品とか、、、お客さんも知ってたし、、、
けど 機械を買わなくなってくる時代だから
親父に刃物を研ぐ仕事の修行に行ってこいといわれて
浜松のヤマハの仕事をしている工場が使っている刃物を研ぐ工場に
修行しに行きました 丸ノコとかの研磨です
その時もヤマハの工場が中国に行くっていう時期で
日本の製造業はどうなるんだとか
日本からモノ作りの仕事が無くなるとか言われながらも
「刃物を研ぐ」っていうメンテナンスの仕事は無くならないからって
そこの社長は言ってましたけど、、、
で、実家に戻ってココで 刃物を研いでました
景気が悪くなってきて 機械の販売も悪くなってきた時
あるハウスメーカーさんから
廃プラと廃木材を練ってデッキ材を作るっていう話があって
今なら新規で参入出来るし、まぁ工作機械はあるし、機械屋なんで
木材の加工やってみようかって始めたのがリマークなんです
清水
おぉ 会社に歴史ありですね
相澤さん
ここ10年くらいは 輸入した古い木材を洗浄して、乾燥させて
金属探知機使ってクギ抜いて、切って、加工して製品まで作りますね
新品の木材を使って製作したモノのアンティーク仕上げもやっています
そこら辺のノウハウも手探りで、試行錯誤の連続で見つけてきましたね
清水
ある意味 この業界で 木材のエイジング加工のノウハウを
影ながら推進してきた会社だもんね、、、
今日はありがとうございました
これからも頑張ってくださいね


古材って、木材と別の意味でも、限りある資源というか。
今の建物を見ていると、50年後に良いかんじの古材になることはあり得ないですし、減る一方ですね。
こういう技術はますます必要とされていくと思います。
手探りで会得したノウハウ、ウソつかないですよね。
またそれを派生させると、違う分野でも使えちゃう!