1cm定規の作製

2013年6月8日 FACTUSDESIGN INC. ハチロブンシュウ

ファクタスデザインの鉢呂です。

今日は1cmの定規を作りましたのでその手順をコラムにしたいと思います。
なんで1cm定規かと言いますと、微妙な隙間を図りたいのですが、長い定規やノギスだとどうしても入らない部分ってあると思うのです。
その不便さを解消するための定規です。
「市販の定規を切ればいいだけのこと」なんですがまあ、それはそれと言うことで・・・

いつものようにCADでモデリングします。


末長く使えるように材料は「チタン」にします。端材があったのでそれで加工します。

工作機械で加工します。

小さなモノなので加工時間も早いです。
目盛を入れる前段階までおよそ40分程度でした。

 

完成しました。合計加工時間、裏表合わせて2時間弱でした。材料から切り離して周りをきれいにして、バフをかけて完成です。

JIS規格1級品相当の出来栄えです。

 


せっかくなので10.000まで追い込みました。

 

このようなものもたまに作ります。

どもにご興味があれば

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ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

営業ツールの製作

2013年5月21日 FACTUSDESIGN INC. ハチロブンシュウ

ご無沙汰しております。ファクタスデザインのハチロブンシュウです。

今回は私の営業するときのツールを作ろうと考えて少し製作してみました。また完成しているわけではないですがご覧ください。

自社の設備だけでは作れない気がしたので同じ現代手工業乃党のメンバーのREYT INC.さんにご協力いただきました。
まずはいつもの作業と同じでCADでモデリングをします。


REYTさんに精密板金でアルミのインナーを納めるケースを製作して頂きました。


依頼してあっと言う間に完成しましたメールをいただき、わざわざ阿佐ヶ谷までお届けいただきました。
この表面処理がなんと言ってもカッコいいです。!!!
パンチングの穴もとてもいい感じです。

ここまで完成したので、次に中に入れる発泡している柔らかめのスポンジを加工します。
まず材料をいつもジュラルミンを加工している工作機械にセットします。
あまり負担がかからないと思うので両面テープで固定してます。

これを特殊な刃物で切削加工します。これはアルミも一緒ですね・・・


実際は相当に苦労しました。・・・・画像は成功したシーンです。

結構予定よりは時間がかかりましたが想定範囲内の出来栄えです。

使用方法としては、アルミトランクに入れて客先に営業します。・・・
予測よりもかなり重くなるため今度はアルミのケースも製作しようと思っています。

スポンジ状の切削加工はかなり難しいことが判明しましたがこのトレーを製作したことにより沢山のノウハウを習得できました。
今回のモノは、かなりイレギュラーでしたが、こんな加工が出来ることを確認しました。
まあ、見た目にこだわりたいがために作ったものですがあともう少しですね。・・・

画像の中に綺麗に並んでいるのは当社の製品です。もしよろしければFACTRONのページもご覧ください。
プロダクトデザインなどはこちらにご相談ください。

 

剣先刃型の製作

2013年1月13日 FACTUSDESIGN INC. ハチロブンシュウ

ファクタスデザインのハチロブンシュウです。今年もよろしくお願いします。

今回は、私共のオリジナル製品FACTRONのメタル削り出しスマートフォンケジャケットのオプションのストラップの剣先(ベルトの先っぽ)を綺麗な形にカットするための刃物を製作したのでその工程をご紹介します。小さな話題です。

通常はこのような刃型は外注の刃型専門の業者にお願いするのですが、私の依頼していた刃型の製造をお願いしていた業者はあまり精度が良くありませんでした。なので我慢して使用してました。特に低コストのスウェーデン鋼により刃型は作業する職人の勘で曲げるようで、思った通りのR形状などは、私の望み通りには出来あがってきませんでした。特にレザーを金属部分にはめ込むような製品はスキが生じると製品化することが出来ず悩みの種でした。そこで自社で刃型を作ることにしたのです。

左は一般的なスウェーデン刃型です、右の穴あけ用はどこででも手に入ります。

沢山の試作を繰り返して、材質刃物の形状などを研究してそこそこ使える刃型の基本形が判りましたので、現在はすべて自社で製造します。
今回は、ストラップのレザーの剣先をカットするための刃型の製作の様子をご覧いただきます。
まずはいつものようにRhinocerosでモデリングをします。今回は別のレザーの抜き型も一緒に加工しますのでそちらも一緒にモデリングしてます。

この時点で切れ味とか使いがっては、決まっています。いつものように私共の刃型の基本にそってモデリングします。
モデリングしたデータをCAMソフトに落とし込んでマシニング加工するための刃物の動きなどを計算させます。

この切削する方法もかなり検討しました。画面は荒取り加工の様子です。
加工するカッターパスが完成したらいよいよ切削加工をしていきます。

今回は、新しく導入した前回ご紹介した当社で外観をデザインしたマシニングセンターで加工します。


小さなモノなので4、5時間で製作出来ます。


刃物側の加工上がりの状態です。この後、裏側からも加工します。


加工が完了した状態です。この状態でも刃物としては使えますがすぐに欠けたり歪んだりしてしましますので、焼き入れをします。


真っ赤になったら水にジューっと入れて焼き入れ完了です。

焼き入れ後に少し加工をして刃型の完成です。

すっきり、綺麗に剣先カットできました。


ストラップの剣先を綺麗にするための道具を作るもの楽しいものです。

このような道具を使いオリジナル製品を製品化してます。

このような道具を作ることでより精度の高いデザインを表現できるのです。

道具を製作したりするのもデザインで「ゆとりとときめき」を感じてもらえることにつながると考えています。

オリジナル製品販売サイト「FACTRON ONLINE SHOP」
FACTUS DESIGN INC.
FACTRON ONLINE SHOP FACEBOOKページ

工作機械のデザイン

2012年12月27日 FACTUSDESIGN INC. ハチロブンシュウ

ご無沙汰しております。ファクタスデザインのハチロブンシュウです。「現代手工業乃党の展示会」ではとても沢山のお客様にご来場いただきありがとうございました。また沢山の出会いが出来てとても感謝しております。
今回は、工作機械のデザインをしましたのでそれのプロセスを少しお話します。
私は元々、インダストリアルデザイン事務所に勤務していたこともあり現在もデザイナーとしての肩書をそのまま、色々な活動ができればいいと考えています。今でも沢山のクライアントの依頼でさまざまなプロダクトのデザインに携わっています。私の担当しているデザイン製品の場合はほとんどの場合機密保持契約を結びデザインをする関係上、どの企業のどの製品をデザインしたとか公表できるものはあまりありません。そんなこともあり自分で企画して自分で販売するものを今は作り始めています。
そんな中でも製造メーカー株式会社岩間工業所の快諾をいただきましたので、今回は私のデザインした製品のプロセスをご紹介しおます。
どんな場合でも製品には、購入する人がいて、それを使用する人(ターゲット)がおり、その製品を使う場所(シーン)があります。それらを研究して、デザインコンセプトを立てます。
今回の製品の場合、ターゲットはデザイン事務所や企業のデザイン部門、企業の開発部門などがシーンでターゲットはデザイナーや開発者になります。
元々の製品がありそのモデルのリファイン(モデルチェンジ)は特に私の得意とするデザイン分野で、実験装置や分析機器など様々な製品のリファインをお手伝いしてきました。外観の筺体のデザインを変更することで、製品の使いやすさなどは大幅に変わったり、第一印象で購買の意欲は相当に影響するものです。そんなリファインはとても楽しく、ビフォーアフターがはっきりするので、私はデザインのし甲斐がありとても楽しくデザインしてます。
今回は、超コンパクトな工作機械のリファインを担当しました。
工作機械の以前
今回の担当した機械の以前のモデルの外観です。この製品ですが、とてもコンパクトなマシニングセンターと呼ばれる工作機械で、樹脂やアルミ、等の金属を削り出して、製品の原型等を作る機械です。私は、自身でも同様の機械を2台所有してますので、使用状況がよくわかりましたので、とてもデザインしやすい対象物となりました。
この製品を使用する場合は、段取りと言って、加工する材料をセッティングするまでがとても重要で、機械の内部に体を突っ込んでかなりの長時間作業をするので、その体勢に負担のかからない操作性を求めました。
以前のモデルは内部で作業するドアが小さすぎて窮屈そうな印象でしたので、そこが最大の改良点だと考えました。操作部分がドアの上部にあるため腰を屈めて内部での作業は経験上あまり好ましくありません。
そこで今回は、操作部を横にずらし、ドアを大ききして、開口部分を大型にして使用者に負担のかからない姿勢で作業ができるように検討しました。
工作機械モデリング
工作機械ドローイング
そのデザインの様子のスクリーンショットがこれです。私のデザインフローとしては簡単なラフスケッチを手書きで書き、それを頭でまとめでいきなりモデリングしながらデザインしていきます。それは小さな指輪でも、大きな工作機械でも全く同じプロセスです。モデリングしたものは画面上でほとんどイメージ通りにレンダリング出来ます。
工作機械レンダリング
レンダリングしたモデリングデータはそのまま、設計に使うことができるのでとても短いリードタイムで量産まで行うことができます。
レンダリングしたものは、さまざまのアングルなどでレンダリングしてプレゼンテーションします。
今回はこのデザインのほか対案も提案しました。私のところでは3案程提案することが多いですが、モノによっては5案提案することも1案だけの時もあります。
クライアントにより、デザイン案をどこまでリアルに製品に反映できるかは、コスト的な問題や構造的な問題から大きくかけ離れたモノになる場合もありますが、今回のデザインした製品はかなり忠実に表現されていると思います。
工作機械画像1

今回の製品の場合、操作パネルの厚みを薄くして、工作機械独特な操作パネルを軽快に見せようと考えましたが残念ながら内部の機械の大きさにより厚みはこれ以上薄く出来なかったようです。工作機械の場合、どのメーカーの製品もほとんどが、このような操作パネルなのですが、あまりにもスイッチ一つ一つが、武骨な市販品なので、そこがこれからこの様な工作機械のデザインをする場合の一つのポイントなのではと思います。
この工作機械ですが現在は当社の「マシン3号」として稼働してます。この工作機械でさまざまのオリジナル製品を開発してます。
このような工業製品のデザインから腕時計のような小さなものまでデザインするもの、わたしの仕事です。

ハチロブンシュウです

2012年6月14日 FACTUSDESIGN INC. ハチロブンシュウ

こんにちは、ハチロブンシュウです。せっかく参加しましたので投稿します。よろしくお願いします。

20数年前からインダストリアルデザインに関わってきました。最初は小さな工業デザイン事務所で、烏口で版下を起こし、エアブラシでレンダリングを書いてました。その後、オリエント時計と言う腕時計メーカーで海外向けを中心に星の数ほど腕時計をデザインしてきました。その後、また工業デザイン事務所で産業機器などのデザインを担当してました。そして10数年前独立し現在に至ります。

デザインって無限でいつでも沢山出てくるので天職だと思ってます。そのデザインアイデアを自分で具現化して加工してプロダクトベースで沢山(と言っても最大500個程度)作り販売出来るようになるのが目標です。現在はその中くらいのところです。今出来るベストのモノを作ることが精いっぱいなのですが、それでもやりたいことが沢山あります。

そんな中現在考えているのが、一生モノの何か・・・を作りたいと考えてます。プロダクトって新しい物を次から次に作り続けることが産業としての基盤なんだと思うのですが、そんな中でも何世代も受け継がれるモノもたまにあるのだ思うのです。そんな何かを作りたいと考えています。

そこでお手軽に作れる何かで、小物のパーツを製造してみました。

こんなフックって、なぜか同じデザインしかないんですよね。それで試作してます。

左側はチタン、右がジュラルミンで切削加工してみました。何度か試作して試用していると欠点が出てきてその部分を修正して、また試作する繰り返し。

PC上で何度も微妙形状の変更をモデリングします。画面上で曲面の綺麗さをクルクル回転させてリフレクションを確かめながら確認します。

それで完成したのがこちらです。








最初の試作品よりも引き金部分が大きくなり回転カンの形状が変わって見た目、使いやすさも良くなりました。

内部のバネも数種類交換して弱すぎずきつ過ぎない丁度いいあんばいを求めます。

こんなモノでも、ちょっと気を使ってデザインをする積み重ねが、ときめきを呼ぶんだと信じてるんですが。・・・

まだまだ一生モノにはなりませんが、チタンで作るとそれなりになります。

これを私のプロダクトベースに乗せると

こんな感じになります。こんな物でも加工時間は結構かかるのですが、これを組み立てて完成させるのがまた大変ですが、楽しくやりたいですね。

今後ともよろしくお願いします。

ファクタスデザイン ハチロブンシュウ

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