剣先刃型の製作

2013年1月13日 FACTUSDESIGN INC. ハチロブンシュウ

ファクタスデザインのハチロブンシュウです。今年もよろしくお願いします。

今回は、私共のオリジナル製品FACTRONのメタル削り出しスマートフォンケジャケットのオプションのストラップの剣先(ベルトの先っぽ)を綺麗な形にカットするための刃物を製作したのでその工程をご紹介します。小さな話題です。

通常はこのような刃型は外注の刃型専門の業者にお願いするのですが、私の依頼していた刃型の製造をお願いしていた業者はあまり精度が良くありませんでした。なので我慢して使用してました。特に低コストのスウェーデン鋼により刃型は作業する職人の勘で曲げるようで、思った通りのR形状などは、私の望み通りには出来あがってきませんでした。特にレザーを金属部分にはめ込むような製品はスキが生じると製品化することが出来ず悩みの種でした。そこで自社で刃型を作ることにしたのです。

左は一般的なスウェーデン刃型です、右の穴あけ用はどこででも手に入ります。

沢山の試作を繰り返して、材質刃物の形状などを研究してそこそこ使える刃型の基本形が判りましたので、現在はすべて自社で製造します。
今回は、ストラップのレザーの剣先をカットするための刃型の製作の様子をご覧いただきます。
まずはいつものようにRhinocerosでモデリングをします。今回は別のレザーの抜き型も一緒に加工しますのでそちらも一緒にモデリングしてます。

この時点で切れ味とか使いがっては、決まっています。いつものように私共の刃型の基本にそってモデリングします。
モデリングしたデータをCAMソフトに落とし込んでマシニング加工するための刃物の動きなどを計算させます。

この切削する方法もかなり検討しました。画面は荒取り加工の様子です。
加工するカッターパスが完成したらいよいよ切削加工をしていきます。

今回は、新しく導入した前回ご紹介した当社で外観をデザインしたマシニングセンターで加工します。


小さなモノなので4、5時間で製作出来ます。


刃物側の加工上がりの状態です。この後、裏側からも加工します。


加工が完了した状態です。この状態でも刃物としては使えますがすぐに欠けたり歪んだりしてしましますので、焼き入れをします。


真っ赤になったら水にジューっと入れて焼き入れ完了です。

焼き入れ後に少し加工をして刃型の完成です。

すっきり、綺麗に剣先カットできました。


ストラップの剣先を綺麗にするための道具を作るもの楽しいものです。

このような道具を使いオリジナル製品を製品化してます。

このような道具を作ることでより精度の高いデザインを表現できるのです。

道具を製作したりするのもデザインで「ゆとりとときめき」を感じてもらえることにつながると考えています。

オリジナル製品販売サイト「FACTRON ONLINE SHOP」
FACTUS DESIGN INC.
FACTRON ONLINE SHOP FACEBOOKページ

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剣先刃型の製作 への3件のコメント

  1. 2013年1月15日
    EXIT METAL WORK SUPPLY 清水薫さんがコメントしました。

    自分で使う工具を自分で作るって
    いいですよね
    しかし 精度がハンパナイですよね(笑)

  2. 2013年1月15日
    REYT INC.さんがコメントしました。

    スウェーデン刃型の代わりにオリジナル。
    いーですね!!
    それにしても、切れ味良さそう。。

  3. 2013年1月17日
    KNUT ceramic studio 小川由利子さんがコメントしました。

    ほんと!機械ってすごいですね!

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