037鋼材その23 パイプの三次元曲げ考察
2012年8月31日 井口産業 井口隆一郎
残暑お見舞い申し上げます。
さて、今月は面白い仕事を頂いたので記事にしたいと思います。
六角鬼丈計画工房様から頂いたお仕事で
ご厚意により記事にさせて頂きました。
ありがとうございます。
こういった創作性の高い仕事の通例でまずは模型作り。
完成度の高い1/10スケールを頂き俄然やる気が出ます。
写真変更中です。
そして、わたくし担当の曲げパイプ部分を作るにあたり、まずはRの状況を把握しないといけません。
スケールの代わりに幾つものRを1/10で描いたものを印刷して
それぞれの角度やRの向きを検討していきます。
写真変更中です。
こんな感じで一つづつRを決めて模ってデータ化して行きます。
そうすると、ほーら。
写真変更中です。
あっという間にデータが完成します。
(注;本当はここまでで一日以上掛かっています。)
この時点で50のRを複合させているのでデータメモリを超えてしまい
別データで最後まで完成させます。
基本的に三次元曲げ平面曲げの転がり(捻じれ)によって出来るので
転がりの箇所を多くすれば多くするほど綺麗に曲がっているように見えるのです。
つづく
今月の鋼材相場
横ばい
メーカー指標値上げするも市況には影響できていない
スクラップや石炭などは弱くなってきている
多少の需要感もお盆過ぎには感じられず市中は弱含んでいるのではないか


パイプがこんなふうに細かく曲がるなんて、本当に不思議です!!
これはまた大変な事になっていますね、、
見ているだけで汗がにじみ出てくる感じです。
元のまま大きくするのは相当難しいでしょうね、、
これ10倍の大きさになるの?
完成が楽しみだね
清水さん
≒2Mになる予定です。
完成が楽しみですね。
苦難の道が続きます。
久保田さん
悩むと汗が出て来るんですよ。
小川さん
そんなに細かく≒2Mになる予定です。
完成が楽しみですね。
苦難の道が続きます。
久保田さん
悩むと汗が出て来るんですよ。
小川さん
そんなに細かくもならないのですが結構無理してます。
頑張った感が出なければ成功です。
50のRを複合。それからさらに!ですものね。。
スゴい! でも。。楽しそう。笑
全部だとRが100箇所近いです。
しかも3割ぐらいは印籠繫ぎです。
研磨命です。
さらに対称でもう一台!