まずは自己紹介から。

2012年01月03日 カテゴリ 未分類 投稿者 KOIVU  鈴木タケト

2010年の展示会への出展をきっかけに、手工業の党に参加することになりました。まずは簡単な自己紹介から始めてみます。

大学の芸術学科にいた頃は、まだ家具ともデザインからも遠く、油絵や彫刻に夢中になっていました。

転機になったのは、在学中に旅行したメキシコ、イタリア、インドネシアでの経験でした。

180度違う生活文化、一つ一つの道具に現れる職人技と芸術性の高さに触れ、その後の人生に大きな影響を得ます。

旅行後、プロダクトデザインのゼミに出入りするようになり、生活と芸術の融合を実践する作品づくりを目指すようになります。


卒業後、メーカーのデザイン部に就活すれどもかなわず、

空間、ディスプレーのデザイン事務所へ就職します。

そこでの展示ブースをデザインする仕事は楽しいものでしたが、2、3日間の展示会が終わったあとに毎回できるゴミの山を見て、もっと長い時間残って行く仕事をしたいと思うようになります。


次に就職したのは、店舗デザインを行う事務所でした。

レストラン、美容室、ホテルルームなどの設計・施行を通して多くの失敗、成功をくりかえして経験を積んでいきます。

体力、精神力ともにキツイ仕事でしたが、より生活に近い空間、家具のデザインの仕事はより自分に合っていました。

しかし無理が祟って社長が倒れ、店舗の仕事が立ち居かなくなったとき、続けるか辞めるか、選択を迫られます。


そこで次に選んだのは、海外留学でした。

学生のときの経験から、海外での生活へのあこがれもあり、そのときの日本に嫌気が指していたということもありましたが、今行かないともう機会はないだろうと考えていました。


そしてフィンランドに渡ります。家具製作の専門コースに入学し、一から木工を学ぶことになりました。

それまで木工の経験はまるでなく、言葉も分からず、まさにゼロからのスタート。

道具や木の名前もフィンランド語で覚えていきました。


留学先にフィンランドを選んだ理由は、学費と居住費が無料だとか、ということもありましたが、

初めてその国に来たとき、白樺の森のなかに点在するようにある家々の建ちすがたがあまりに美しく、眼に映ったからだと思います。


4年近い滞在の間に、学校、実習、仕事と、木工の経験も積み、フィンランドでの生活にもどっぷり浸かっていました。

しかし、お金もそろそろ限界。

それに、世界でもトップクラスの日本の木工技術を知らないのはあまりにもったいないと感じていたこともあり、帰国することにします。


帰国後、わりとすぐに返事を頂いた飛騨のメーカーに就職し、高山に移住することになります。

そこで全ての家具の加工工程で研修を積んだ後、デザイン部に配属。

家具の試作と生産ラインでつかわれるジグの製作を担当することになりました。

在職中に運良く、工房を共同で借りる機会を得て、その後独立。


去年からは高山市の国府町に新たに工房を移して、KOIVU(コイブ)を屋号にしました。

KOIVUとはフィンランド語で白樺のこと。

その木材からは家や家具が、その皮からはキシリトールの原料、葉からはシャン

プーの成分というように、様々な生活道具の材料として使われています。

そんな変幻自在な存在を志して、 日々変化する世界に必要とされるモノとは何か?をテーマにものづくりに勤しんで います。




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