石を補修する

2011年07月08日 カテゴリ 未分類 投稿者 丸太石陶材 大岩ナガマサ

もうすっかり夏本番ですね。

熱中症とか水の事故とか毎日のように報道で耳にしますので皆さん気をつけてくださいね。

今回は石の補修にスポットを当ててみました。

以前、岐阜県多治見市にある某和菓子屋さんのショーケースに大理石を

加工取り付けさせていただきました。

硝子ケースの下の腰壁を大理石張りにしてあります。

ショーケース全景

普段は工場にて加工して出荷という形がメインですが、場合によって職人を連れて現場に取り付けに

行ったりもします。

しかし半年ほど経過したある日、お客様からご連絡を頂き

「石が割れたので補修をしてほしい。」

という依頼がありました。補修は出来る場合と出来ない場合があることをお伝えして

現場に見に行きました。

実際に食品を扱うお店であること、すでに営業していることなどを考慮してはずして再度製作した

物を取り付けることは難しいと判断し、補修することを選択しました。

破損箇所を見てみると、確かに割れて口を開いていました。

斜めに割れています。

斜めから撮った写真

 外部より衝撃が加わったのかと思いよーく調べてみます。

※ 石材は硬いイメージがありますが特に大理石は非常にもろいんです…

すると驚いたことに、隙間があってはいけないところに隙間が見つかりました。

ここは実際には隙間無しで納めた部分です。

 さらに調べてみると、おそらく下地のコンパネが湿気や熱等の問題で反ってしまいその力で石を

押し上げたと推測されます。

普段はこんなことはあまり無いと思いますが、今回は残念ながら起きてしまいました。

現場に普段出入りする方ならお分かりだと思うのですが、現場はそれぞれの業者が専門の分野を

分担して作業します。

今回も下地はコンパネ屋さんが仕上げてその上に僕が石を施工させていただきましたのでコンパネが

石を持ち上げるほど反ることは想定外でした。

ここからお客様に作業説明をさせていただき、補修作業をしました。

(今回は一人で作業したので作業中の写真が無くてすいません。)

作業としてはこれ以上割れた口が開かないように止めたり、隙間を埋めて手などを引っ掛けて

怪我をしないように表面をなじませました。

きれいにぼかせました。

仕上がりはどうでしょうか?

今回は営業されてる食品屋さんという事があり、作業にかなりの制限がありましたので持ち上げられた

隙間の修正は断念いたしましたが石の表面の補修はどうでしょうか?

補修した箇所を色をつけて元からある大理石の柄のようにぼかしてみました。

割れ物である以上、使用されていくうちに破損はつき物です。

しかし、張替えや補修を行うことで破損を目立ちにくくは出来ます。

ただ、割れ物ってなかなか扱いは難しいですよね。

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