002『曲げる』ためにはまず『開く』。

2012年2月6日 REYT INC.

2012年、早いもので1ヶ月が経過してしまいました。

いつも思うのですが、こうやって歳を重ねて。。気がつけば。。。ネガティブではなくポジティブに、ポジティブに!!笑

今月のコラムもどうぞお付き合いください。

コラム_1202:メインイメージ


皆さんは製作するため、どのように材料取りしていきますか?

図面で示された立体の形状にするため、それぞれ必要なパーツに分けて製作した後に合わせて1つの立体にするのはどの業界も共通かと思います。そのパーツを製作する上で材料に無駄が出ないよう、それぞれの業界でそれぞれのルールを基に材料取りが行われているかと。私たち板金業界においても同様、ルールに基づいて材料取りが行われます。

板金は基本、立体を板状の材料から製作します。そのために『展開』と呼ばれている、製作する立体を平面に『開く』という作業が必ず入ります。(アクリル・布・革など平面状の材料を使用する業界の方々も、この作業入りますでしょうか??)各社独自のノウハウを基にそれぞれのパラメーターを使い、立体を平面状に展開します。お察しの通り、小学校のときに勉強したサイコロの展開図。ズバリ!あれなのですが、その作業から無駄無く材料取りが行われます。

コラム_1202_サブカット01

■ 立方体の展開図:オーソドックスなサイコロの展開図


ここが板金加工において、製品の出来映えに関わるとても重要なファクターの1つと私は考えています。

小学校のときに勉強したサイコロは11通りもの展開図が存在します。そのサイコロ形状を製作する場合、どの展開図を使えばベストなのでしょうか?  各社、すべて同じものをチョイスすることはないでしょう。仮に同じタイプの展開図だとしても、パラメーターの影響で100%同じということはありません。さらに、上がりを美しく見せるには…、強度が欲しいから…、さらにはローコストに納めるには…など諸条件も加わりますので、10社あれば10通り且つ1つの形状に対しても何通りも。間違いありません!各社ごとのブラックボックスです。

私たちは展開の基本を現場で習得した後は、ただひたすら実践あるのみ。1パターンに当然陥るので、世に流通しているものなど出来上がっているものの作りを見ては、参考にしつつ(私は教わらなかったと思うのですが…。ちゃっかり聞いてたら…許せ、先代!)、新たなパターンをチャレンジ!  ”こんなの、上がりが汚くなるからダメだ!” など怒られながら、どのときにどれがベストなのかを肌で感じていきます。1パターンを良しとする場合もあるかと思いますが、そのためにも私は好んで他のパターンをチャレンジするようにしています。正直、ほとんどが “ダメ” という理由が分かる結果になるのですが。(笑)  それでも大きいと思いますので、敢えて。

コラム_1202_サブカット02

■ボックス:これは一枚の鉄板を曲げただけのシンプルな構造

コラム_1202_サブカット03

■筐体:このような形状もすべてのパーツが1枚の鉄板から作られている それらの集合体

それを繰り返すことで、立面図や実物見るとバーッと展開図を連想してしまうようになってしまいます。そこまでなれば、どんな複雑なカタチをしていてもシンプルに平面状にすることが出来ます!と言いたいのですが。。。やはり複雑なカタチとは格闘が欠かせません。笑

ただ、如何に立体をシンプルに展開出来るか。製作の負担を減らすためにも、はたまたまだ見ぬカタチに出会うためにも、その部分を追求し続けたいと思います。



最後に初展示会レポを少し。

コラム_1202_サブカット04


REYTの手仕事、1人でも多くの方に見てもらえたらと思い、先月最終の土日、28・29日に『手作り・雑貨&クラフトフェア』in ハウスクエア横浜に参加しました。

工場長、ブッキング。。。やってしまったようで。。笑
“手作り”・”クラフト”というワードにアンテナがピーンと来てしまったのか。。会場に入るや否や『ガーリー』な雰囲気がビンビン!”ヤバい、浮いてるぞ。コレは。。。”という空気が2人の間には流れましたが。(笑) 楽しんで参りました。

とはいえ、REYT初の展示会を無事終えることが出来ました。参加しなければ分からなかったことも多々ありましたので、私としてはとても良かったと思っています。この場をお借りして、ご来場いただきましたお客さま、関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

REYTブース、ご覧ください。

コラム_1202_サブカット05

コラム_1202_サブカット06

コラム_1202_サブカット07

最近インフルエンザが猛威を振るっております。私の周りも相当数の方が。。
実は私もおそらくその中の1人かと。笑

ホッと気が緩んだとき、必ず顔をのぞかせてきます。どうか呉々もお気をつけください。

株式会社レイティー

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『曲げる』ためにはまず『開く』。 への8件のコメント

  1. 2012年2月6日
    shawn&megu  久保田大喜さんがコメントしました。

    ボックスの質感いいですね〜
    じっくり見たいです。

    バッグもスゴく綺麗です〜
    ま、負けてられんっ、、笑

    • 2012年2月6日
      REYT INC.さんがコメントしました。

      久保田さん、あざす!
      ヴィンテージスチール、ブラッシュアップ予定です。笑

  2. 2012年2月7日
    special sourceさんがコメントしました。

    かっこいいね。まだ見ぬカタチに出会うためか。。
    なんだか嬉しくなっちゃうね。

    • 2012年2月7日
      REYT INC.さんがコメントしました。

      モリソンさん、そこはサラーッと流してもらえたら。笑
      いえいえ、引退する時までにそんな出会いが出来たらなー。。なんて。

  3. 2012年2月8日
    EXIT METAL WORK SUPPLY 清水薫さんがコメントしました。

    今度の展示会で コラボしようぜ
    ボクの考えたデザインを板で曲げて作ってよ!

    • 2012年2月8日
      REYT INC.さんがコメントしました。

      清水さん、ありがとうございます。
      是非ともご一緒させてください!
      やべ、今から楽しみ。。。笑

  4. 2012年2月11日
    hitin metals 佐藤江利子さんがコメントしました。

    あえて他のパターンにチャレンジって、いいですね。
    私も何か新しい仕上げなど、挑戦したくなってきましたよ!!

    • 2012年2月11日
      REYT INC.さんがコメントしました。

      佐藤さん、イロイロな意味で発見があるんです。
      おススメですので、是非是非!

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