003レンチのヘッドを作ってみる。

2012年3月6日 REYT INC.

3月がスタートしました。11日で東日本大震災から丸1年。。

最近、あの大惨事の映像が繰り返し流れるのを見るたび、当日のことを鮮明に思い出すのは私だけではないかと。あの凄まじさ、けっして忘れることは出来ません。。。

日々精進、そして悔いなく全力疾走!今月のコラムもどうぞお付き合いください。


先日、とある案件。

規格のナットでは体裁含め、どうしても対応出来ずにナットを自作する必要があったのですが。。当然、それを締め込む工具はプライヤーのみ。プライヤーで作業してもよかったのですが。。。ナットが小さく、気を使いながらの作業が予想されましたので、これはいっそうのこと “専用のレンチを作るか!”

ということで、小さな専用レンチを製作して画像をfacebookに上げたところ。。
友人からの “キーホルダーにしたい!” という神の一声が。REYT INC.のツボにはまってしまいました。笑

いかにも『レンチ!』な上がりで、さりげなくつけてても違和感ないモノに出来るか、格闘の始まりです!

今回はスケール感が肝です。CADでひたすら図面を引き、1:1で表示しては再度調整の繰り返し。REYT INC.が持つモンスターマシンの制約も絡むため、自由度は低く割とシビア。”んー、もう少しここにリアリティーを持たせたいなー。。” なんて、心の中にためながらどうにか納まりました。

ちょいデカのタイプ1とちょいチビのタイプ2。さりげなさが欲しいので、限界を測る上でもまずはちょいデカでプロトタイプを作ることにします。


■左_ちょいデカのタイプ1 右_ちょいチビのタイプ2 味付けにそれぞれ先端を約161度程度曲げるように設計


REYT INC.のモンスターマシンを操ります。出来たこの図面をもとに展開図を作成し、金型を割り付けNCデータに変換!これでOKです、画面通りに板が切り抜けます。


■板をマシンにクランプ ちょいデカタイプのみでプロトタイプを作るため 材料は縦長でOK


■板が金型位置へ移動 NCデータの通りに板を抜き取る


■抜き上がった様子 誤差ほぼなく 画面通りに この場合 マシンの制約で抜きシロが大きい


ここからバリを取った後、表面処理を丁寧に施しロゴを刻印します。最後に味付けで、微妙な角度に曲げて塩梅をみてみようと思います。


■抜き後 各処理を施した後にロゴを刻印している様子


■曲げのみ残した状態


■角度を分度器にセット REYT INC.は90度以外は分度器を使用


■曲げている様子 REYT INC.は90度以外に曲げるときは目と経験が必要


■ヤゲン痕がNGの場合 キズが出ないように特殊なシートを金型にセット 今回は表面に使用


■加工終了後のモノ 右はごく一般的なモンキー


モンキーと並べて、このスケール感。んー、どうでしょう。。もう少し小さい方がさりげないような気が。
ということで、全長を10mm小さくして、諸々調整したちょいチビのタイプ2を鉄と真鍮で試すことにしましょう。


■各タイプのサイズ比較 中5本がタイプ2


やはり、このサイズの方がキモチいーですね!真鍮はこのままですが、鉄はメッキ処理を施したいと思います。もちろん、環境対応のRoHS仕様で!


■メッキ処理後 タイプ1も有効利用するためメッキ処理


■装着イメージ タイプ2をトートバックにセット

専用工具がこんな感じのキーホルダーのヘッドになりました。板を抜いて、微妙な角度に曲げただけです。よく組み立て家具とかについてくるレンチにもう一手間加えた感じです。一手間加えるだけで、印象が違うものになります。

あの手のレンチ、いつも手にしながら、眠らせる前にうまく使いたいなーと思っていたのは私だけでしょうか。。確かに一手間分のコストは掛かりますが、それ以上の何かがあるような気もするのですが。

ところで、上記に曲げ加工の写真を掲載しましたが、REYT INC.のベンダーは目と経験を頼りにしたアナログに近いタイプです。笑

各種パラメーターを入れれば、狙った角度に曲げてくれるタイプもあります。材料は生モノ!ということもありますが、REYT INC.には今のタイプが合っている気がするので、このままで十分です。でも、使ったらビックリする結果だったりして。笑

最終版、レーザーで切り抜いたもので作り上げようと思います。

株式会社レイティー

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レンチのヘッドを作ってみる。 への8件のコメント

  1. 2012年3月7日
    shawn&megu  久保田大喜さんがコメントしました。

    かわいいですね〜
    いくら工具好きでもモンキーを持ち歩くわけにはいかないですもんね(笑
    これならいつでもどこでもどんな時も!
    誰かのバッグに見つけたら親近感湧いちゃいますね。

    • 2012年3月7日
      REYT INC.さんがコメントしました。

      久保田さん、デカい図体でこんなに
      小さなもの。。作ってみました。笑
      何気なく”チラッ”と見える工具、イイ感じっすよ!

  2. 2012年3月7日
    EXIT METAL WORK SUPPLY 清水薫さんがコメントしました。

    モンキーも アクセサリーになるんだね
    いい感じっす!

    • 2012年3月7日
      REYT INC.さんがコメントしました。

      清水さん、なかなか絵になりますよね!
      ちょいデカだけど、これで社章とかも。。笑

  3. 2012年3月8日
    special sourceさんがコメントしました。

    抜き上がった板についてるままの感じもいいね。
    それとマシンの重厚感にそそられる。。。

    • 2012年3月8日
      REYT INC.さんがコメントしました。

      モリソンさん、20年以上経ったヴィンテージマシン。
      重厚&リアルなエイジングがとても魅力的です!

  4. 2012年3月9日
    hitin metals 佐藤江利子さんがコメントしました。

    こーゆう遊び心って、男の人っぽい!
    大真面目に楽しんでる所が素敵ですね笑。

    • 2012年3月10日
      REYT INC.さんがコメントしました。

      佐藤さん、ありがとうございます!
      REYT、実は遊び心を大事にしてまして。笑
      “バカじゃねーの(笑)”なんて、お互いに言い合いながら
      さらに上乗せスタイルです。
      ⇒最後にドボンってことも多々あり。笑

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