020AMPケースをワンオフで。
2013年8月30日 REYT INC.
まだまだ暑い横浜。
しかし、27日いきなり空気が一変。ビックリです、秋が来るんですね。
ということで、今月のコラムもどうぞお付き合いください。
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AMPとは ” Amplifierの略で、増幅器(アンプ) [※wikipediaより] ” のこと。
トランジスタも廃れつつあるこのご時世、なんと真空管アンプです。あの音の歪みがたまらないですよね。今回は真空管アンプ、チューブアンプのケースを製作。PUDDLE 加藤さんとご一緒させていただきました。加藤さんのデザインをREYT INC.でメタルワークです。
幅が600mm 奥行きが200mm 高さが60mmもある大きめのアンプ、”なかなかの重さ”には少しビックリしました。これをアナログ感が残りながら、どこかプロダクトの雰囲気を醸し出すケースで覆います。勿論、底面もパネルで覆う感じで。
現物のアンプに合わせて製作します。現物合わせの場合、図面があったとしても、再度採寸する必要があります。各パーツにはフランジなど逃げが付いているので、多少のズレは誤魔化せるのですが。。ピッチの追い方などで、ビミョウな寸法のズレが逃げ切れないズレに変わってしまうこともシバシバ。なので、細心の注意を払いながら採寸していきます。また今回の場合は、マウント位置をどこに持っていくべきか考えつつ採寸していきます。時短テク(笑)です。
で、各パーツがまだ取り付く前の段階ですが、組み上がったケースはこんな感じです。
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■パーツ付く前のアンプをマウント
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ハコが浮遊した感じに。
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■別の角度から
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継ぎ目は消さずに、あえて残す方向です。しかも、溶接の焼け跡はサンディングしません! 特に、このスポット痕が私は大好きです。 ケース 4コーナーのRと素地感残ったマット仕上げが “板金”のエッジ、削りますね。
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■側面
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ロゴが正面に入ります。狙いよりも濃くなってしまい。。加藤さん、スミマセン。。。
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■ロゴ
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これで音響会社様へ引き渡し、各パーツを取り付けてもらい、完成です。完成後はこんな感じになりました。
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■Tube Amp for ARABICA_その1
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■Tube Amp for ARABICA_その2
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鉄の素地感、溶接の焼け跡が残り、とてもアジのあるケースです。加藤さんとお話したとき、”先代からずーっと関わってきたフィールド!”と思いながらも、それまで感じたことのない感覚がありました。なかなか口で表現することが出来ない、ちょっとワクワクしたこの感覚。クリエイティブなモノ作り、まだ入っていかなければならないフィールドが沢山ありますね。何年かしたら、より多くの板金屋さんがこの感覚を感じていてくれたら。。嬉しいですね。
この場をお借りして。PUDDLE 加藤さん、今回はご一緒させていただき、ありがとうございました。
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株式会社レイティー www.reyt.co.jp/


ヤバい かなりカッコいい
清水さん、ありがとうございます!
事務所に1つ欲しいです。笑
へ~これアンプ!面白い。かっこいいです
色々な物作るんですね~
小川さん、ありがとうございます!
アンプです、しかも真空管。
こういった”ガワ”を作るのは
先代からのおハコでございます。笑